キャリアの足跡を振り返れば、彼が歩んできた道のりの険しさが際立つ。2000年代後半、伝説の格闘技イベント「戦極 Featherweight GP」で頂点に立ち、その名を全国に轟かせた。その後、世界中の猛者が集うUFCへと参戦。世界最高峰のケージで味わった甘美な勝利と厳しい現実は、彼の総合格闘技に対する哲学をより一層深いものへと昇華させた。
一度は第一線から退くかに見えた時期もあったが、RIZIN FFへの参戦を機に再び牙を剥いた。フェザー級という日本で最も過酷な階級で、ベテランの意地を見せつけるかのような連勝街道。激動の時代を生き抜いてきた生き様そのものが、会場を埋め尽くす観客の魂を揺さぶるのだ。