彼女のキャリアにおける最大の転換点となったのが、能年玲奈から「のん」への改名理由に直結する前所属事務所との独立トラブルです。『あまちゃん』の大ヒット直後である2015年、当時の所属事務所(レプロエンタテインメント)との間で契約更新やマネジメント方針を巡る意見の相違が表面化しました。
個人事務所を設立したことなどを契機に契約トラブルへ発展し、契約終了後も本名である「能年玲奈」を芸能活動で使用できない事態に直面します。権利関係や芸名の使用許諾を巡る係争が続く中、表現の場を奪われないために選んだ苦肉の策であり、新たな出発の旗印となったのが、シンプルで親しみやすいひらがなの「のん」という新名義でした。2016年7月に改名を公表して再始動した彼女は、自らの意思で独立し、個人事務所(株式会社non)をベースにエージェント会社と連携する新しい活動モデルを切り拓きました。