この二つの世界観が合体することで、どのような物語が生まれるのか。物語の舞台は、ハマちゃんがいつものように仕事をサボって向かった防波堤。そこで、商談帰りに腹を空かせた五郎と偶然出会うことから始まる。ハマちゃんが釣り上げた新鮮なアジを、五郎が独自の審美眼で見つけた隠れ家的な食堂へ持ち込み、二人で食す——。想像しただけで胃袋が刺激される展開だ。
社交的で誰とでもすぐ友達になるハマちゃんと、静かに自分の世界を堪能したい五郎。この正反対のキャラクターが織りなす絶妙なディスタンスが、これまでにないユーモアを生み出すことは間違いない。互いの領域を侵さず、しかし確実に心を通わせる大人の友情が描かれる。