日本への輸入が始まったのは1980年。手がけたのは意外にも「日本緑茶センター株式会社」だった。緑茶の輸入・販売を行っていた同社が、洋食文化の波が押し寄せていた日本市場に「欧米の本格的なハーブ調味料を」と見込んで導入を決断したのだ。
当時は醤油と味噌が絶対的な主役だった時代。「ハーブと塩のブレンド」という概念すら定着していなかった日本で、最初は苦戦を強いられた。しかし、バブル期の洋風化、そして外食産業の急成長とともに、洋食店やステーキハウスのシェフたちがその利便性と深いコクに注目。口コミは瞬く間に広がり、90年代には一般家庭の「憧れの輸入調味料」として確固たる地位を築き上げた。