現地を訪れた日本人旅行者の手記やSNS上の体験談を分析すると、最も多い後悔の声が「都市間の移動距離を甘く見ていた」という点です。
ネット上の旅行記や掲示板では、次のような生々しい証言が多数見受けられます。
「ハノイからダナンまで、地図上では近く見えたので寝台列車を選んだら所要時間約16時間。車掌の対応や揺れも含めて旅情はあったが、3泊4日の短期旅行では日程の半分が潰れてしまった」(30代男性・個人旅行)
「ハノイから世界遺産のハロン湾まで、以前は片道4時間かかっていたが、高速道路の整備で約2時間半に短縮されていた。ただし、現地ツアーの集合時間や渋滞を考えると半日がかりの移動になる」(20代女性・ツアー参加)
ベトナム国内の交通網は、主要都市を結ぶ航空路線が極めて発達しています。ハノイ(ノイバイ国際空港:HAN)、ダナン(ダナン国際空港:DAD)、ホーチミン(タンソンニャット国際空港:SGN)の3拠点間は、ベトナム航空やベトジェットエアなどの便が1日に何十便も往復しています。
空港から市内中心部までのアクセス事情も都市ごとに全く異なります。ダナン国際空港は市内中心部まで車でわずか10〜15分という世界的にも稀な利便性を誇る一方、ハノイのノイバイ空港は市内中心部まで約45分〜1時間、ホーチミンのタンソンニャット空港は距離こそ近いものの、慢性的な道路渋滞により市内まで40分〜1時間以上を要するケースが日常茶飯事です。地図上の距離だけでなく、空港アクセスを含めた実質移動時間を計算することが極めて重要です。