韓国のスポーツ界および頭脳競技界は、世界でも類を見ないほど熾烈なエリート教育と結果至上主義の文化を持ちます。国民的英雄として祭り上げられる一方で、少しの不調や私生活の変化に対して激しいバッシングが浴びせられることも少なくありません。
かつて挫折を味わいながら自らの腕一本で代表の座を奪い返したカーリングのキム・ウンジ選手も、幼少期から英才教育を受け「神童」の看板を背負い続けてきた囲碁棋士のキム・ウンジ九段も、背負っているプレッシャーの大きさは想像を絶するものがあります。特に女性アスリートに対しては、競技実績そのものよりも容姿や結婚、熱愛といったプライベートが過剰に消費されがちです。
心理学における「心理的バウンダリー(健全な境界線)」の観点からも、アスリートの競技パフォーマンスと私生活の詮索は明確に切り離されるべきです。外野の無責任な結婚の噂や事実無根の憶測に惑わされることなく、彼女たちが盤上や氷上で見せる極限のパフォーマンスそのものに敬意を払い、競技者としての軌跡を追うことこそが、現代のファンに求められる最も成熟した応援の姿勢と言えます。