SNSのタイムラインをスクロールすると、妙に耳に残る軽快なブラスバンドの音が聞こえてくる。ニューヨークの若者がコーヒーを買いに行くだけの動画や、ロンドンの大学生が初めての自炊に挑戦する動画。その背景で流れているのは、紛れもなく日本のテレビ番組でお馴染みのあの音楽だ。
彼らにとって、この楽曲群が持つ「どこか懐かしく、少しハラハラする」独特のニュアンスが新鮮に映ったらしい。「レトロなのに新しい」「聴くだけで小さな冒険に出かけたくなる」と、英語圏のZ世代を中心に爆発的なミームと化している。言葉の壁を軽々と飛び越え、日常のささやかな挑戦に寄り添うBGMとして完全に定着した形だ。