猫の年齢計算において、一般社団法人ペットフード協会や複数の小動物獣医学会が支持する国際標準の換算式は「24+(猫の年齢-2)×4」です。猫は最初の1年で人間の15〜18歳前後に急成長し、2歳で約24歳の成猫へと達します。その後は1年ごとに人間の4歳分ずつ歳を重ねていく計算になります。
この計算式を当てはめると、猫の15歳人間換算はちょうど76歳となります。76歳の人間といえば、年金生活の中で足腰の衰えや持病と向き合い、日常生活のペースを落としながら穏やかに過ごす後期高齢者の領域です。人間なら階段の昇降に手すりを必要とし、定期通院が日常となる年齢であることを鑑みれば、愛猫に起きてくる日々の変化も自然と理解できます。
日本ペットフード協会がまとめた「全国犬猫飼育実態調査」によると、完全室内飼育における猫の平均寿命は約16.2歳、外に出る猫も含めた全体平均は15.79歳です。つまり、猫にとって15歳とは「平均寿命に達する直前の大関門」であり、ここから先の1日1日は飼い主のきめ細やかなサポートによって積み上げられる尊い時間といえます。