Q1:バリアフリーとユニバーサルデザイン、家庭や店舗ではどちらを意識すべきですか?
A1:店舗や新規住宅の新築・全体リノベーションであれば、最初から万人に対応できるユニバーサルデザインを基準にするのが合理的です。一方、既存の住宅や店舗で特定のご家族・顧客の不便を解消する場合は、ピンポイントで改修できるバリアフリーの観点から着手するのが費用対効果に優れます。
Q2:自宅をバリアフリー化する際、使える公的補助金や減税制度はありますか?
A2:要支援・要介護認定を受けている場合、介護保険の「高齢者住宅改修費用助成制度」により、支給限度基準額20万円を上限として工事費用の7〜9割が支給されます。さらに、一定の要件を満たすバリアフリー改修工事を行った場合、所得税の控除や固定資産税の減額措置、自治体独自の助成金が併用できるケースがあります。工事着工前の申請が必須となる制度が多いため、ケアマネジャーや施工会社への事前相談が不可欠です。
Q3:一般人が今日から実践できる「心のバリアフリー」の行動は何ですか?
A3:特別な知識や資格は不要です。第一に「点字ブロックの上に物を置かない・立ち止まらないこと」、第二に「多機能トイレや専用駐車スペースを健常者が安易に占有しないこと」、第三に「困っていそうな人を見かけた際、『何かお手伝いしましょうか?』と一言声をかけ、断られたら無理強いせずに引くこと」です。相手の自立性を尊重した適度な距離感が最も求められています。