鉄道車両の衛生環境は世代交代とともに劇的な進化を遂げました。かつて国鉄時代から初期のJR車両に見られた「狭くて揺れる和式トイレ」は、東海道本線の定期普通列車においてはほぼ姿を消しています。
現在の東海道本線トイレ洋式化状況は極めて良好で、各社とも東海道本線バリアフリートイレの拡充を標準仕様として定着させました。車いすのままスムーズに出入りできるワイドな円弧状自動ドア、押しやすい大型の非常呼び出しボタン、ベビーチェアやおむつ交換台の設置など、多機能化が進んでいます。
洗浄方式も従来の循環式から最新の真空吸引式(バキューム式)へ移行しており、気になる臭気立ち上がりは大幅に抑制されています。定期的な車内巡回清掃や終着駅での整備が行き届いているため、清潔度に対する乗客の満足度も安定しています。