しかし、課題がすべて解消されたわけではない。イタリア、ブラジル、アメリカ、中国といった世界の超強豪国もまた、世代交代を果たし新たな戦術を導入している。特に勝負どころでの決定力や、終盤のプレッシャー下におけるサーブレシーブの精度においては、依然として世界トップとの間に目に見えぬ壁が存在するのも事実だ。
だからこそ、ここからの2年間が極めて重要な意味を持つ。勝敗の分かれ目となる「あと1点」をどう奪うのか。個の打力を磨きつつ、組織としての精度をどこまで高められるか。指導陣と選手たちが共有する危機感は高く、試行錯誤は今日もコート上で続いている。