日本のインターネット掲示板やSNSで定期的に話題となるのが、「韓国の大学には将来のノーベル賞受賞者のために胸像の台座だけが先に設置されている」という話です。これが事実なのか、単なる都市伝説なのか疑問に思う読者も少なくありません。
結論から言えば、空の台座自体は実在します。韓国屈指の理系名門大学である韓国科学技術院(KAIST)や浦項工科大学(POSTECH)などのキャンパス内には、将来ノーベル賞を受賞するような卓越した科学者の誕生を祈願・鼓舞する目的で、空いた台座やスペースが設けられています。
この台座は、決して滑稽な見栄で作られたものではなく、学生や研究者に対して「いつか君たちの手でこの場所を埋めてほしい」という学内向けのアカデミックなモチベーション喚起策として設置されたものです。しかし、これが国外に伝わる過程で「ノーベル賞コンプレックスの象徴」として切り取られ、センセーショナルに拡散されたというのが真相です。