史上最強のシューターと称されるステフィン・カリーでさえ、激しいマークと過密日程の中ではエアボールを放つことがある。彼レベルの天才がリングを掠めもしない時、アリーナには強烈な衝撃が走る。しかしそれこそが、最高峰の防衛網とオフェンスが極限で削り合いを演じている証拠と言える。
日本人選手も例外ではない。NBAで第一線を走り続ける八村塁や、タフなディフェンスと正確な3ポイントシュートを武器とする渡邊雄太も、激しいコンタクトの末に軌道を乱される場面を経験している。また、年々レベルが向上しているB.LEAGUEのコートでも、試合終盤の勝負どころでリングに届かない一投が見られる。NBA League Passのハイライト映像を分析すると、トップ選手たちのエアボールの多くは、相手のチェックをかわすために空中で体制を崩した際に発生していることがよくわかる。