これまでのインフルエンサー像といえば、憧れの対象であり、洗練されたライフスタイルを切り売りする存在が主流だった。しかし、長引く経済の過渡期やSNS疲れを経験した現代の若者たちが求めたのは、遠くのカリスマではなく「隣にいるような感覚」だ。
失敗を隠さず、不器用ながらもまっすぐに物事に向き合う姿。その等身大の立ち振る舞いが、見る者に安らぎと強い親近感を与える。完成されたエンターテインメントに対するアンチテーゼとして、彼が見せる自然体のエピソードは、視聴者自身の日常と地続きのドラマとして消費されている。