天心選手のこれまでの格闘技キャリアを振り返ると、体重設定の柔軟性とストイックな身体づくりが際立ちます。
キックボクシング時代は、主戦場としていたRISEのバンタム級(-55.0kg)やフェザー級(-57.5kg)を中心に戦っていました。中でも2026年6月に行われた世紀の一戦『THE MATCH 2026』武尊戦では、58.0kg契約(試合当日の戻し制限は前日計量からプラス4.0kgの62.0kg以内)というルールが採用されました。
キック時代とプロボクシングでの大きな違いは、計量システムと求められる筋出力のバランスです。ボクシングは前日計量のため、計量後に適切なリカバリーを行えば、キック時代よりもリミットの低い53.524kg(バンタム級)まで安全に絞り込むことが可能です。武尊戦の58.0kgと比較すると現在のバンタム級は約4.5kgも軽いリミットであり、現在の天心選手がいかに無駄な脂肪や不要な筋肥大を削ぎ落とし、ボクサーの身体へと完全に脱皮したかが分かります。