新潟県千谷沢村(現在の長岡市)に生まれ、若くして単身上京した彼は、落語の世界へ飛び込んだ。下積み時代から持ち前の度胸と明るさで頭角を現し、瞬く間に全国区の人気者へと駆け上がっていく。だが、その華やかな活躍の陰で、晩年は想像を絶する病魔との闘いに直面していた。
突然彼を襲ったのは、指定難病である多発性硬化症。身体の自由が次第に奪われていくという酷な現実に直面しながらも、彼は決して笑いと希望を捨てなかった。病室でもリハビリに励み、再び高座へ立つという執念を燃やし続けた姿は、医療関係者やファンに深い感銘を与えた。