耳周辺や首筋には、滞った気血の流れをスムーズにし、耳の塞がり感を緩和する特効ツボが存在する。位置と押し方のコツを押さえておこう。
1つ目は「翳風(えいふう)」だ。耳たぶの裏側、城の石垣のように出っ張った骨(乳様突起)と顎の骨の間の凹みにある。ここは耳閉感だけでなく、頭痛や肩コリ、自律神経の調整にも効果的とされる超万能ツボだ。指の腹で心地よいと感じる強さで、斜め上に向かってゆっくり押し込むのがコツである。
2つ目は「聴宮(ちょうきゅう)」。耳の穴の前側にある小さな軟骨(耳珠)のすぐ前に位置する。口を少し開けたときに凹む場所だ。耳の聴力に関わる神経が集まる場所であり、耳鳴りや詰まり感の緩和に即効性が期待されている。
3つ目は「耳門(じもん)」。「聴宮」のわずか1センチほど上にあり、ここも耳の血液循環を促す代表格だ。人差し指と中指を使って、聴宮と耳門を同時にやさしくマッサージするように押すと効果が倍増する。
4つ目は「完骨(かんこつ)」。耳の後ろにある出っ張った骨の下端、後ろ側のくぼみにある。首すじの筋肉のこりをほぐし、脳や耳への血流を一気に高める効果があるため、ストレスによる耳の違和感に特によく効く。