室外機本体への直射日光は、機器の稼働効率を蝕む静かな敵だ。直射日光を浴びた室外機の天板は60度近くまで熱せられ、内部の熱交換器を直接温めてしまう。経済産業省 資源エネルギー庁の試算でも、過熱した室外機の冷却効率低下が夏の家庭電力消費を押し上げる主要因として指摘されている。
効果的な対策は、すだれや遮光ネットを用いて室外機から少し離れた場所に日陰を作ることだ。ただし、室外機をすっぽり覆ってしまうカバーは通気性を損ない、かえって熱をこもらせるため逆効果になる。「日陰を作りつつ風通しを確保する」というバランスこそが、省エネルギー法が求める高効率運転を現場で実現するカギだ。