しかし、高機能化が進む一方で、実際に購入したユーザーからは「思わぬ失敗」の声も聞こえる。最大の落とし穴は、紙コップ側の「規格」とホルダーの「内径」の不一致だ。熱々のお茶を入れても手が熱くならないよう遮熱性能を期待して購入したものの、カップの胴回りが太すぎて奥までしっかりハマらず、空中で浮いてしまう事例が後を絶たない。
さらに深刻なのが、安定性を求めたはずの「倒れにくさ」に関する罠である。ホルダー自体の重量バランスが悪いと、中身が減った際にトップ重となり、わずかな振動でバランスを崩して転倒してしまう。底面に滑り止め用のゴムが施されているか、重心が十分に低い設計になっているかを確認せずにデザインだけで選ぶと、大切な書類やPC周辺機器を濡らす事故に直結する。見た目のスマートさに惑わされず、物理的な接地面積と自重を見極める眼識が求められている。