数百人がすり鉢状の講義室に並ぶ大規模大学では、学生はどうしても「受け手」に終始しがちだ。しかしここでは、1グループ数名から十数名程度のゼミやディスカッション形式が学びの基本軸となる。教員は学生一人ひとりの名前はもちろん、得意分野や将来の関心事まで把握した上で熱量の高い指導を行う。
自分の発言がその場で拾われ、教員や周囲の仲間からフィードバックを受ける。この反復によって、自信のなかった学生が急速に自発性を開花させていく。「教わる」場所から「自ら問いを立てて議論する」場所へのシフトが、確実に成果を上げている。