ドラッグストアの店頭には、手のひび割れやあかぎれ向けのアイテムが数多く並んでいます。これらは「化粧品」「指定医薬部外品」「一般用医薬品(第3類医薬品など)」に分類され、配合成分と役割が明確に異なります。
手荒れの段階に応じた最適なアイテムを選ぶため、代表的な4つの特徴を比較してみましょう。
1. ニベアクリーム(化粧品 / 指定医薬部外品)
油分(ミネラルオイルやワセリン、スクワラン)によって皮膚表面に油膜を張り、水分の蒸散を防ぐ「角層の保護」が主目的です。肌を柔らかく保ち、ひび割れが起きにくい環境を整える「守り」のケアに適しています。
2. ユースキン(指定医薬部外品)
有効成分として血行を促進する「ビタミンE誘導体(トコフェロール酢酸エステル)」や、消炎作用を持つ「グリチルレチン酸」が配合されています。ひび・あかぎれ・しもやけの改善を目的としており、冷えによる手荒れや初期のひび割れケアに向いています。
3. ヒビケアシリーズ(第3類医薬品)
パックリ割れた傷口の細胞修復を促す「アラントイン」や、皮膚組織の正常な働きを助ける「パンテノール」などの治療成分が高濃度で配合されています。割れて痛む患部そのものを治す「攻め」の治療薬です。
4. 白色ワセリン(第3類医薬品 / 化粧品)
石油から不純物を極限まで取り除いた純粋な油分です。薬効成分は含まれていませんが、アレルギー反応や刺激が極めて少なく、傷口に塗ってもしみにくいのが強みです。「ワセリンを塗っても治らない」という声もありますが、ワセリン単体に傷を塞ぐ治癒成分はないため、患部を物理的刺激から守り、生体が持つ自然治癒力を待つための保護膜として機能します。