監督・山戸結希(企画・クリエイティブディレクション等)によるプロデュースワークが光るミュージックビデオは、現在も「イコラブ史上最高傑作の一つ」として語り継がれています。
最大の特徴は、メンバー全員が個別のシチュエーションで実際に涙を流すシーンが収録されている点です。演技としての涙ではなく、歌詞の世界観に深く没入した彼女たちの本物の涙を捉えるため、長時間の感情作りとワンカット撮影が行われました。
MVの主なロケ地は以下の通りです。
- 渋谷の歩道橋・スクランブル交差点周辺: 人混みの中で誰にも気づかれない孤独を表現(齊藤なぎさ、野口衣織シーンなど)。
- 乃木坂・赤坂周辺の街並み: 都会の冷たさと雨の降る夜の質感を強調。
- 都内ハウススタジオ(目黒・世田谷方面): 恋人と過ごした部屋の残像と、1人残された喪失感を描くインドアカット。
きらびやかなアイドル衣装ではなく、落ち着いたモノトーンやトレンチコートなどの私服風スタイリングを採用したことも、楽曲のリアリティを何倍にも引き立てました。