この革新的な味わいは、一朝一夕に生まれたものではない。豪雪地帯として知られる岩手県和賀郡西和賀町で乳製品製造業を営む株式会社湯田牛乳。地域に根ざした同社が既存の乳製品市場に一石を投じるべく立ち上げたのが、「プレミアム湯田ヨーグルト開発プロジェクト」であった。
プロジェクトの指揮を執った代表取締役社長の小林一男氏らは、地元産のフレッシュな生乳と生クリームの旨味を最大限に引き出すため、従来のカップ充填とは異なる発酵方法に着目した。それが、密封性の高いアルミパウチ袋の中でじっくりと発酵させる独自の製法だ。外気を遮断し、温度変化を極限まで抑えた環境で時間をかけて発酵させることで、驚異的な弾力と深いコクが奇跡的に生み出された。