現在のドコモにおいて、報酬の伸びしろを握る最大のキーファクターがビジネスの構造変化だ。格安料金プランの「ahamo」は、若い世代を中心に強固な顧客基盤を再構築し、通信トラフィックの安定した底上げを達成した。そして、その基盤上で急速にスケールしているのが、金融・決済・エンタメなどを包括する「スマートライフ事業」である。
「dポイントプラットフォーム」を軸としたエコシステム全体の拡大を担う部署の課長職には、高い成果目標が課されると同時に、達成時のインセンティブも手厚い。従来の電気通信事業を担うインフラ部門から、新規事業を生むスマートライフ分野への人材シフトが活発化しており、事業の成長率に連動する賞与の傾斜配分が、同じ課長職の間でも顕著な年収差を生み出す要因となっている。