梁塵秘抄の真相|後白河法皇が今様に熱狂した理由と名歌の現代語訳

梁塵秘抄の真相|後白河法皇が今様に熱狂した理由と名歌の現代語訳

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Q1:『梁塵秘抄』のタイトルの意味と読み方は?
A1:読み方は「りょうじんひしょう」です。「梁塵」は、歌声の素晴らしさで屋根の梁にある塵が飛び散ったという中国の故事に由来し、「秘抄」は秘伝の抄録(抜き書き集)を意味します。歌の力で天地や塵をも動かす優れた歌謡集という意味が込められています。

Q2:なぜ原本の多くが失われ、一部しか残っていないのですか?
A2:『梁塵秘抄』は後白河法皇個人の秘蔵書として編纂され、広範に印刷・出版されたものではなかったためです。鎌倉時代から室町時代にかけての度重なる兵乱や火災により大部分が散逸しました。大正時代に国文学者・佐佐木信綱らが古書店から発見するまで、約700年もの間、幻の書となっていました。

Q3:後白河法皇が教えを乞うた「乙前(おとまえ)」とはどのような人物ですか?
A3:美濃国(岐阜県)青墓の宿場町出身の著名な女性芸能者(遊女)です。当時、今様の名手として知られた一族の正統な伝承者であり、70代半ばの高齢で後白河法皇に召し抱えられました。身分制が厳格だった平安時代に、最高権力者である法皇が身分の低い老芸人を生涯の師として敬ったエピソードは歴史上きわめて異例です。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。