気になるホテルびっくり箱の場所は、都市部の繁華街ではなく、車でのアクセスを前提としたロードサイドや、ひっそりとした隠れ家的な立地に多く見られます。現代のスマートチェックインとは対照的に、目隠しフェンスに囲まれたエントランスや、フロントパネルのボタンを押して部屋を選ぶクラシカルなシステムが今も稼働しています。
利用者が最も息を呑むのが、扉を開けた瞬間に広がる部屋の特異な内装です。空間全体が原色で彩られ、以下のような時代を感じさせるギミックが随所に散りばめられています。
- 昭和レトロの象徴「回転ベッド&鏡張り天井」:現行の風営適正化法では新設が極めて困難な、往年の動くベッド設備が保存されているケース
- テーマパーク級のコンセプトルーム:宇宙船のコックピットを模した部屋や、和風の城郭風キャビン、貝殻型のソファなど過剰な造形美
- アナログなサプライズ演出:有線放送のコントローラー、壁一面に埋め込まれた原色イルミネーション、レトロな自動販売機
ホテルびっくり箱の料金設定は、一般的なビジネスホテルや最新レジャーホテルと比較して非常にリーズナブルな傾向にあります。休憩であれば3,000円〜5,000円台、宿泊でも6,000円〜1万円前後で利用できるケースが多く、コスパを重視するレトロマニア層にとって穴場となっています。ただし、最新のWeb予約サイトには対応しておらず、現地での直接入室や電話確認が基本となるため、事前の予約システムに関しては事前の確認が必須です。