筆者は今回、東京・下北沢および神保町エリア、大阪・心斎橋のアナログ盤密集エリアを直接巡り、現場の空気感とディガーたちの動向を調査しました。
下北沢の路地裏に佇む隠れ家店舗の棚を熱心に見ていた20代の大学生グループは、取材に対して次のように語りました。「サブスクだと曲を飛ばしてサビだけ聴いてしまうけれど、レコードは一回針を置いたらA面20分間ずっとアーティストの世界に浸れる。この店の手書きポップはレビューサイトより信用できる」。
ソーシャルメディア上における隠れ家レコード屋ネットの反応を分析すると、「店主が無愛想そうで最初は緊張したが、探している曲の好みを伝えたら奥からおすすめを何枚も出してくれた」「試聴ブースでヘッドホンを着けた瞬間、未知のベースラインに鳥肌が立った」といった、現場ならではの人間的な接客と発見に対するポジティブな投稿が8割以上を占めています。
失敗しない初心者向けレコードショップ選び方の鉄則は以下の3点です。
第一に「店頭試聴(ポータブルプレーヤーや試聴機)が自由に可能かどうか」。盤面の傷やノイズの度合いを自分の耳で確かめられる店舗は優良店の証です。第二に「盤質表記(S, M, NM, EX, VG等)が明確にプライスタグへ明記されているか」。第三に「店員がジャンルを問わず質問に親切に応じてくれるオープンな雰囲気があるか」です。この3要件が揃った近くのレコードショップおすすめ店を見つけることが、充実したアナログライフの土台となります。