発表会の当日に慌てないためには、前日までの下準備と当日のスタイリング手順をシステマティックに確立しておく必要があります。プロのヘアメイクが実践する4つの鉄則を押さえておきましょう。
まず第1に、「前日の夜はノンシリコン・トリートメント過多を避ける」ことです。髪がサラサラすぎるとゴムやピンが滑り落ちやすくなります。当日のセット前には、少量のヘアバームやアレンジ用ワックスを手のひら全体に伸ばし、髪の内側からしっかり馴染ませて適度な粘性を与えます。アホ毛や浮き毛には、スティック型のまとめ髪ワックス(マトメージュ等)を撫で付けるのが効果的です。
第2に、「ピン留めは毛流れに対して逆方向から差し込み、交差させる」手法を徹底します。アメピンを1本差し込んだだけでは、頭を振った拍子に抜けてしまいます。2本のピンを「X」の字になるようにクロスさせ、地肌の根元の毛を少量巻き込むことで、激しい打鍵動作でも微動だにしない土台が完成します。
第3に、ヘアアクセサリーの選定基準です。カチューシャを使用する場合は、必ず両耳の後ろあたりでアメピンを使って地毛とクロス固定してください。また、バレッタやコサージュは「右耳のやや上、または右後頭部」に配置するのが鉄則です。これにより、演奏中の横顔がライトに照らされた際、アクセサリーと表情が1つの美しい構図として観客席から視認できます。