街中の防犯カメラ映像やSNSが急速な救命の現場を映し出す現代において、救急医療やライフサポート技術への関心はこれまでにない高まりを見せている。近年ではNetflix(医療ドキュメンタリー配信プラットフォーム)などの映像作品を通じ、現場での壮絶な救命劇や市民救助者の重要性が一般層へ広く認知されるようになった。
専門的な医療介入を行う前の基盤となるのが、一般市民やファーストレスポンダーが実施するBLS(一次救命処置)である。特別で複雑な手技を必要とせず、誰もが訓練によって習得可能な救命パッケージとして確立されている。急速に進化を遂げる救急医療・ヘルスケア産業においても、医療機器の進化のみならず、市民への教育や普及プロセスのデジタル化・簡便化が最重要課題の一つとして位置づけられているのが現状だ。