速水凛香の存在感が際立ったエピソードといえば、沖縄の普久間殿(ふくまでん)ホテルでの暗殺者迎撃戦です。プロの殺し屋・スナイパーのガストレアと対峙した際、千葉とともに挑んだ狙撃戦は作中屈指の名バトルとして語り継がれています。
かつて射撃の腕前を周囲から都合よく利用され、人間関係に傷ついた過去を持つ彼女にとって、殺せんせーから授けられた「自身の長所を誇りにして良い」という教えは大きな転機となりました。
迷いを捨て、スコープ越しに標的を捉えた瞬間の研ぎ澄まされた集中力と、仲間を守るために引き金を引いたシーンは、彼女の精神的成長を象徴する名場面です。「私達の引き金(トリガー)には、E組の全員が乗っかってる」という覚悟に満ちた姿勢は、多くの読者に鮮烈な感動を与えました。