同じ画像であっても、配置される舞台が変われば鑑賞者の受ける印象は一変する。例えばプライベートなやり取りが主軸となるLINEでは、相手に威圧感を与えない親しみやすさが最優先される。過度なキメ顔や極端に抽象的な幾何学模様よりも、柔らかなタッチの動物やほのぼのとしたイラストが好まれるのはそのためだ。
対照的に、グリッド全体の統一感が美意識を物語るInstagramでは、プロフィールの丸型アイコンとフィード投稿の世界観がシームレスに連動していなければならない。背景色をアカウントのキーカラーと同期させ、アイコン単体で独立させるのではなく「アカウント全体の導入部」として機能させるグラフィックデザインの視点が不可欠となる。