Perfumeの経歴は、日本ポップス史における最もドラマティックなサクセスストーリーの一つです。2000年春、広島のアクターズスクール広島(ASH)の第1期生だった西脇綾香・樫野有香・河島佑香(初期メンバー)の3人で結成。河島の脱退後、あ〜ちゃんが同学年ののっちを熱心に誘い入れたことで現在の黄金トリオが完成しました。
2003年の上京後、サウンドプロデューサーに迎えたのがCAPSULEの中田ヤスタカ氏でした。当時のアイドル界では異例だったオートチューンを多用したフレンチ・エレクトロ/テクノポップ路線への転換は、当初アキバ系カルチャーの片隅でカルト的な人気を博すに留まり、下積み時代のチラシ配りやインストアライブの日々が続きました。
運命を決定づけたのが、2007年のNHK・AC公共広告機構の環境キャンペーンCMソングに起用された『ポリリズム』です。ポリリズム(複リズム)を取り入れた斬新なトラックと近未来的なダンスが全国のお茶の間に衝撃を与え、一躍ブレイクを果たしました。
以降、NHK紅白歌合戦には2008年の初出場から16回連続出場という驚異的な歴代記録を樹立。プロジェクションマッピングやドローン、リアルタイム画像解析技術を融合させたステージングは、世界最高峰のテクノロジーアート集団「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」との協働によって世界的な評価を獲得しました。