テレビ番組やSNSの画像が更新されるたび、ネット上で大きな話題となるのが「激痩せ」や「痩せすぎ」に対する心配の声です。フェイスラインのシャープさや手足の細さから重病説が囁かれることも少なくありませんが、その背景には彼女自身が長年オープンにしている摂食障害との闘いが存在します。
遠野なぎこは著書『摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。』をはじめ、自身のメディア出演時にも、10代の頃から拒食と過食嘔吐を繰り返してきた過去を詳細に明かしています。幼少期の家庭環境に起因する深い心の傷や強迫性障害、パニック障害とも向き合っており、体重の増減は彼女の精神状態や体調の波と密接にリンクしています。
「食べたいのに受け付けない」「喉を通らない」といった日々の苦悩を、彼女は決して美化することなく言葉にしてきました。痩せ細った外見だけを捉えて無遠慮な批判を浴びせる声もある中、病気の現実をありのままに発信し続ける姿は、同じ悩みを抱える多くの当事者にとって大きな救いともなっています。