女優としての地位を確固たるものにした彼女は、作品の中でも深みのある恋愛像を演じるようになる。特にNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』で見せた母親役のリアルな演技や、成熟した男女の甘酸っぱくも現実的な恋模様を描いたヒット作『最後から二番目の恋』は、多くの視聴者の心を掴んで離さなかった。
質の高い恋愛ドラマで見せる等身大の表情は、彼女自身が歩んできた波乱万丈かつ豊かな実生活の裏打ちがあってこそ表現できるものだったと言えるだろう。虚構と現実の狭間で、彼女はいつでも「自分らしい愛の選択」を役柄にも投影させていた。