もし画面の表示に騙されて折り返し電話をかけてしまった場合、どのようなリスクが生じるのだろうか。受話器の向こうで起きる主な被害は大きく分けて2つ存在する。
第一に、超高額な国際通話料金の発生だ。詐欺グループはプレミアム課金サービスへ転送する仕組みを構築しており、1分間で数百円から数千円の国際高額通話を強制的に継続させる。電話を切らせないよう、AIが長文の警告音声を流し続ける仕掛けも確認された。
第二に、アクティブな電話番号としての登録だ。一度でも折り返してしまうと「この番号は実際に使われており、電話に出る人物がいる」という情報が犯罪者のデータベースに記録される。その結果、ダークウェブ上でリスト化され、類似の国際詐欺電話やスパムSMSが急増する二次被害に繋がる。