この園のシンボルとも言えるのが、熱帯雨林の生態系をそのまま再現した全天候型温室「ジャングルミュージアム」だ。館内に一歩入れば、人工スコールが定期的に降り注ぎ、ムッとした湿度と熱気が肌を刺す。木々の間を鳥が飛び交い、水中を魚が泳ぐ立体的な展示構成は、まるで南米のジャングルに迷い込んだかのような臨場感だ。
「動かない鳥」として知られるハシビロコウや、独特の表情でファンを魅了するマヌルネコ、愛らしい動きを見せるレッサーパンダなど、人気動物たちの展示にも工夫が凝らされている。ガラス越しであっても光の反射を抑える工夫が施され、動物たちのありのままの暮らしを邪魔することなくじっくり観察できる。ただ眺めるだけでなく、命の呼吸を間近に感じる体験こそが最大の醍醐味と言えるだろう。