そもそも、へその中に溜まる黒っぽい固形物の正体とは何なのか。分かりやすい医療解説によると、その実体は皮脂、剥がれ落ちた古い角質、衣服の繊維くず、そして皮膚の常在菌が複雑に混ざり合って硬化したものだ。
へその構造は、胎児期に母親から栄養を受け取っていた臍帯(へその緒)の痕跡であり、落ち込んだ複雑なシワの構造を持っている。そのため、汗や皮脂が溜まりやすく、乾燥しにくい。菌にとって格好の繁殖場所となってしまうのだ。
「放置したらどうなるのか」という疑問を持つ人も多い。少量の汚れであれば生理的な範囲内だが、長年放置して巨大な塊(臍石:さいせき)と化すと、強烈なニオイの原因になるだけでなく、湿疹や局所的な炎症を招くリスクが跳ね上がる。