スマートフォンの速度測定を行う際、どのツールを使うかによって提示される数値は大きく異なる。世界標準として信頼されるSpeedtest by Ooklaは、最寄りの最適なサーバーとの間で純粋な回線ポテンシャルを計測するため、非常に高い下り・上り速度が記録されやすい。
これに対し、動画配信大手のNetflixが提供するFast.comは、同社の動画コンテンツ用サーバーとの通信状態をダイレクトに測定する。つまり、実際の動画視聴時にユーザーが得られる「生の実効速度」に近い値が出るのが特徴だ。
「Speedtest by Ooklaで500Mbpsと表示されたのに、Fast.comでは30Mbpsしか出ない」といった現象は珍しくない。これはキャリア側が特定の通信測定プロトコルを優先して帯域開放しているケースや、動画コンテンツのサーバーへのルーティング帯域に制限がかかっていることの現れといえる。