武田真治の若い頃を語る上で絶対に外せないのが、「フェミニン系」「中性的ファッション」という言葉だ。今でこそジェンダーレスファッションや韓国風メイクなど男子の美容・ファッションは当たり前となったが、その30年近く前にそのスタイルを完成させていたのが彼だった。
タイトなシルエットの服、長めの前髪、繊細なアクセサリー使い、そして色気のある佇まい。当時のストリート誌『CHECKMATE』や『CUTiE』などの誌面を飾る彼のスタイルは、当時の若者たちに絶大な影響を与えた。「中性的な男子がかっこいい」という新しい価値観は、彼によって日本中に浸透したと言っても過言ではない。
音楽番組やバラエティで見せるスマートなサックス演奏と相まって、彼は単なる俳優という枠組みを超え、カルチャーそのものを牽引するカリスマとして輝いていた。