近年、渚の活躍の場はバラエティだけに留まらない。ドラマや映画での「女優・渚」としての存在感が急速に増している。彼女が演じるのは、決して華やかなヒロインではない。場末のスナックのママ、主人公を厳しくも温かく見守る職場の先輩、あるいは社会の片隅で生きるワケありの女性。どれも彼女の持つ「生きてきた匂い」が役柄にリアリティを与える。
ある映画監督は「彼女の目には、嘘をついていない人間の強さと弱さが同居している」と評した。セリフの行間にある沈黙や、タバコを吸う手元の震え。そうしたディテールを自然に表現できる稀有な存在として、クリエイターたちからのオファーが絶えない。お笑いというジャンルを超え、表現者としての深みを増した彼女の演技は、今後さらに注目を集めるだろう。