かつて「吉本のガリガリ王子」とでも呼ぶべき華奢な体型だった男が、ジムの門を叩いたきっかけ。それは決して「モテたいから」といった軽い動機ではなかった。周囲の証言や過去の発言を紐解くと、そこには40代前後に直面した身体的な危機感と、精神的な大転換が存在する。
多忙を極める収録スケジュール、積み重なる疲労、そして襲いかかる腰痛。過酷なエンタメの第一線で戦い続けるために、彼は己の身体を鍛え上げる必要に迫られた。さらに、結婚と第一子の誕生という人生の大きな節目が、その背中を強く押したとされる。自分以外の誰かを守るための強さを求める衝動。それが、彼をハードなウエイトトレーニングの世界へと向かわせたのだ。