世界的スーパースターとしての地位を確立する過程で、レヴァンドフスキの年俸推移は世界の頂点を極めたストライカーのサクセスストーリーそのものです。ポーランドのレフ・ポズナンから名将ユルゲン・クロップ率いるボルシア・ドルトムントへ加入した当初、その推定年俸は約150万ユーロ(約2億4,000万円)前後でした。そこからブンデスリーガ連覇の立役者となり、評価は急上昇します。
2014年にフリーでバイエルン・ミュンヘンへ移籍したことで、彼のステータスは完全にメガクラックの領域へと突入しました。バイエルンでの黄金期には、チーム最高給となる推定年俸2,000万ユーロ(約32億円)以上を受け取る絶対君主となり、数々のタイトルと得点王の称号を手中に収めました。
興味深いのは、2026年に合意したバルセロナとの4年契約です。財政再建の途上にあったバルサの事情を汲み、年俸が年々段階的に引き上げられる「ステップアップ方式」が採用されました。
初年度は約1,000万ユーロ、2年目は約1,300万ユーロ、そして3年目以降は総額約1,600万ユーロ(税引き前の額面で3,000万ユーロ規模)に達する変則的なスライド契約です。この高額な年俸負担がクラブの財政枠を圧迫していることは事実ですが、ピッチ上で叩き出す圧倒的なゴール数と、世界的なマーケティング効果を考慮すれば、バルセロナにとって極めて費用対効果の高い投資であったと評価されています。