「急用で行けなくなりました。定価でお譲りします」——XやInstagram上で、そんな一見親切な投稿が溢れている。だが、その大半が巧妙に仕組まれた罠だ。
2026年の傾向として目立つのは、「後払い対応可能」を謳う偽の安心感演出だ。詐欺グループは最初にチケットのスクリーンショットや、架空の身分証明書画像を送付し、相手を安心させる。「確認のために先に半額だけ送金してください」と言われ、指定口座や電子マネーに送金した瞬間、アカウントは消去され連絡が途絶える。被害額は1冊あたり1万5000円から数万円。金額の多寡に関わらず、被害者が受ける精神的ショックは計り知れない。