どれほど激しいステップを踏んでも息一つ乱れず、原曲キーのまま澄み切ったハイトーンを響かせる。ISSAのステージングを目撃した者が抱く最大の疑問は、「なぜその年齢で、20代の頃以上の持久力と柔軟性を保てるのか」という点に尽きる。
関係者への取材や本人の証言から浮かび上がるのは、ストイックという言葉だけでは片付けられない徹底した身体管理の哲学だ。ジムで過剰に筋肥大させるのではなく、ダンスの可動域を一切狭めないためのインナーマッスル強化と体幹トレーニングに主眼を置いている。重いウェイトを持ち上げるよりも、自重を使ったしなやかな筋肉の連動を意識し、ライブ前には入念なストレッチと独自の呼吸法で発声器官をチューニングする。
食生活においても、無駄な脂肪を削ぎ落としつつエネルギー効率を高めるシンプルなメニューを基本とし、アルコールの摂取量や睡眠のサイクルにもプロフェッショナルとしての鋭い配慮が光る。無理な節制ではなく、ステージ上で最高の瞬発力を生み出すためのコンディショニングこそが、驚異的な体型とキレを支えているのだ。