彼の知名度を決定づけた最大の原動力は、自身の体験や家族とのやり取りを面白おかしく描いた「やしろあずきの日常」である。母・えれな氏との痛快なやり取りや、中二病全開の過去を晒す自虐ネタは、幅広い世代の読者の爆笑を誘った。
短尺でタイムラインに流れやすい漫画をX (旧Twitter)に投稿し、爆発的なインプレッションを獲得。そこから詳細なストーリーを掲載したライブドアブログへと読者を流し込む動線設計は、WEB漫画家の収益モデルとしてひとつの黄金パターンを確立した。ブログメディアのトップランナーとして月間数千万PVを叩き出した実績は、個人のクリエイターがメディア化するプロセスの先駆的モデルであった。