猛暑の中で行われる8月の重賞において、出走馬のコンディション管理は最大の勝敗分け目となる。前走プロキオンステークスやさきたま杯といったマイル前後のダート重賞を使われてきた馬は、距離短縮による追走の楽さが強みになる。一方で、1200m専門で使われてきたスプリンターは、ハロンペースの感覚に一切の迷いがない。
見逃せないのが、夏場をしっかりと叩かれて状態を上げてきた「夏馬」の存在だ。過酷な暑さの中で食欲を落とさず、調教の動きにキレが増しているかどうか。パドックでの気配や馬体重の増減、発汗の様子は、勝ち負けを予想する上で過去の走破タイム以上に雄弁なデータを我々に突きつけている。