2026年現在、関西を訪れる外国人観光客の数は過去最高を更新し続けている。だが、災害時における「言語の壁」は依然として深刻な課題だ。京都の清水寺や伏見稲荷大社、奈良公園周辺では、多言語による避難誘導のアナウンスが響き渡っているものの、台風の規模を正しく理解できずに立ち尽くす旅行者の姿も散見される。
伝統的な木造建築物が集中する京都市内では、強風による瓦の飛散や古木の倒木リスクが跳ね上がる。観光庁および地元自治体は、スマホアプリを通じた緊急多言語プッシュ通知を強化すると同時に、主要駅周辺に一時滞在施設を開設し、帰宅困難となった観光客の受け入れ体制を急ピッチで整えている。