「一般的な設計ミスと、意図的に作られた奇妙な空間は、一目見れば分かります」と、都内の一級建築士は語る。階段の下のデッドスペースや、配管を通すための不自然な壁は日常茶飯事だ。しかし、明らかに人間を閉じ込めるため、あるいは何かを隠すために作られた壁は、その厚みや配置のバランスが崩れているという。
特に古い民家に見られる「隠し通路」や「二重の壁」は、かつての防犯対策や、あるいは人目を忍ぶ必要があった時代の名残であるケースが多い。歴史的な背景を知れば納得がいくものの、現代の基準で見ればそれは紛れもなく「異常な空間」に映る。