警察庁と国土交通省が共同で公表した道路交通安全データによると、車道と歩行者・自転車が交錯する道路端付近での人身事故率は、交差点事故に次いで高い水準を推移している。
特に危険性が指摘されているのが、夜間における違法駐車車両と逆走自転車の衝突事故だ。路側帯にルールを無視して停められた車を避けるため、自転車が車道中央寄りに膨らみ、後方から来た自動車と接触する悲惨な事故が多発している。
国土交通省は矢印型の構造塗装(ナビライン)を路面に施すなど、インフラ側からの視認性向上を進めているが、最終的に事故を防ぐのは利用者の規範意識だ。交通法規を守る姿勢が、自身と他人の命を直接護る防壁となる。