ネット上のまとめ記事やSNSでは「すべての予定を1つのカレンダーアプリに集約するのが最強の時短術」と推奨されるケースが目立ちます。しかし、現場のタイムマネジメント指導や心理学的な観点から見ると、これは大きな誤解です。
人間の脳は、仕事の締め切りやタスクといった「緊張感を伴う情報」と、趣味や家族との団らんといった「リラックスを促す情報」が同じ画面に無秩序に並んでいると、無意識のうちに認知負荷を高め、常に追われているような慢性疲労(情報過敏状態)に陥ります。また、1つのカレンダーを恋人や家族と不用意に共有した結果、同僚との飲み会や仕事の機密事項が筒抜けになる危険性も排除できません。
真に生産性を高めているユーザーは、アプリを1つに無理やりまとめるのではなく、「プライベート・家族共有用(TimeTree等)」と「ビジネス・作業集中用(Googleカレンダー等)」を用途別に明確に切り分け、必要最小限の予定のみを連携させるという運用を徹底しています。